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放置系研究室に所属して退学することになった私の話

私は大学院から俗にいう放置系研究室に配属していました。

そして、このたび退学することになりました。

原因としては、私に主体性が無かったからだと思います。

研究室は悪くない。

 

そもそも私が大学院に行こうと思った理由

  • 学部での研究が楽しかった
  • よい内定先が欲しかった

という理由でした。

 

当時はとにかく研究に没頭できました。

先生、先輩、同輩、周りの人間のほとんどが研究に没頭できる環境を整えてくれました。

先生は、近、中、長期的な目標を常に整えてくれ、

結果が出そうになくても常に前向きに頑張れました。

先輩はよく飲みに連れて行ってくれたり、イベントを催してくれました。

同期は「プレゼンの枚数をどちらが多く作るか勝負しよう」など、

競い合う 土壌を整えてくれました。

 

今思えば、非常に恵まれた環境だったと思います。

逆に言えば、私は私自身の問題点に気づくことができない、

生ぬるい環境にいたのだと思います。

 

同じ研究室に行けなかった理由

で、そのまま同じ大学で進学しようと思ったのですが、私の不勉強で落ちました。

後期の試験を受ける、留年して就職する、研究員からまた進学を目指す、

など選択肢はありましたが、ほかの大学院を受けることにしました。

他の大学院を受けようと思った理由は、

その研究室にほんの少しの不満があったことと、

もっとチャレンジしたかった、というのがあります。

不満というのは、今思えば本当に些細なことです。

チャレンジというのは、特に何にチャレンジがしたかった、というわけではありません。

なんかこう、とにかく周りの人がしてないことをやりたかったのです。

 

この時点で反省すること

今後の反省点も全てこれに直結するのですが、

常に「他人に依存」しています。

先生に依存している、先輩に依存している、同期に依存している。

進学の理由も、「他人と違うことがしたい」と、自分が基準でない。

「私が何をしたい」ではない。

実はすでに当時、これを友人に突っ込まれたんですよね。

「その大学院に行かなければできないことなのか」

的な。図星でした。

「お金が無いから留年とか嫌だし後期の方が受かる割合低いし」

と言い訳をしました。

 

 そして他の大学院へ。そこでの研究室選び。

興味のある分野が、そこしかなかったのでそこを選びました。

明らかに怪しい。部屋が汚い。

学生同士でコミュニケーションしている気配が無い、というかしづらい。

セパレートが高く学生が顔を合わす機会が無い。

過去の修論も内容が薄い。ゼミは学生から希望して開く。

周りに評判を聞いてみても、ホワイトやブラックという情報どころか、

そもそもそんな研究室あったっけ?状態。

それでも私は「まぁ、俺ができていれば問題ないよね。」

と、その研究室を選びました。葛藤はありました。

 まぁ、大成はできないかなぁ、てきな。

 

そして放置

分かっていましたが、完全放置でした。放置、放置、放置。

同期は全く顔を見せない。

先輩方とお話する機会もほとんどない。

研究室に行かなくても全くお咎めが無い。

 

有り余った時間でコンテストに参加しました。

研究が進まない理由を心のどこかでこのコンテストのせいにしていました。

 

途中から危機感を感じ、

前の研究室と同様のプロセスで、論文を読みました。

これ以上放置されたら困るので、

担当教官からも指導して頂きやすそうな内容を選びました。

 

しかし、ほかの研究室との進捗の差は歴然。

その時点で自分に自信を無くしていました。

私はダメな人間だと。

ダメな人間だと自分を追い詰め、

最後には研究室に顔を出すこともせず、1年の留年が決定しました。

単位はとれていたので、

親と相談して半年の休学をすることにしました。

 

復学直後

先生や同期とのコミュニケーションが全く足らなかったと反省しました。

ゼミを定期的にやろうと提案しました。

顔を見せなかった同期と友人になるよう努力し、

先生方、先輩方とももっとコミュニケーションをとろうと努力しました。

また、私以外もそのように思っていたらしく、

活発にコミュニケーションが行われるようになりました。

そのしばらくは割と楽しく研究室に行くことができました。

しかし、活発になったのは研究以外。

先生は研究以外はよく首を突っ込むのですが、

研究になると荒さがしをするだけでした。

 

一方で、休学中同期はどんどん勉強しており、私との実力差は更に開いていました。

より一層自信を無くし、他の研究室とのコミュニケーションは避けるようになりました。

復学してから半年後

頼りにしていた先輩方(博士方)がそろって卒業や退学をしていきました。

いつの間にか、私は研究室に行かなくなり、自ら定めたゼミをさぼるようになりました。

何か1つ嫌なことがあると1,2週間ひきこもる。

これではだめだと奮起し、研究室に行く。

嫌なことがあってまた1,2週間ひきこもる。

元々、物事が致命的に長続きしない私は、周りのサポートがないとこうなってしまうのだと、

学部時代の恵まれた環境をよく思い出しました。

 

そこからのひたすら無駄な時間

そこから、ダラダラとひたすら無駄な時間を過ごしました。

ゲームして、酒飲んで、寝るという現実逃避を繰り返しました。

同じ研究室の同期とは相談しましたが、

お互いゆるふわなため、進展はありませんでした。

 

修論提出6か月前からの教官の変化

先生がゼミをしないのかと軽く話題を振るようになりました。

さぼってもお咎めはありませんでしたので、さぼってしまいました。

自己嫌悪に陥り、自信を無くし、ふさぎ込んでしまい、自殺も何度か試していた私にとって、

もはや研究など考えるだけで恐ろしいものでした。

 

同期や後輩とは張り合う関係ではなく、

何となくゆるーく、繋がっているような状態でした。

 

修論提出前は自殺衝動が MAXになりました。

このままじゃ本当に死んでしまうと思い(謎)

カウンセリングを訪ねました。

それからかろうじて今を保っていますが、

再び留年が確定しました。

今年卒業予定だった同期や後輩も皆留年しました。

 

カウンセリングや人事との会話、心理学や自己啓発の本を読んで

私は「他人に生きている」ことを、大変強く実感しました。

目的が無くても他人と違うことをしたくなるのは、他人よりも偉くなりたいから。

他の研究室とわざわざ進捗を比べてしまうのは、見下されたくないから。

その結果ひどく落ち込んでしまうのは、自分が他人より劣っていることを必要以上に意識してしまうから。

ゼミをさぼってしまうのは、成果のない研究を担当教官に報告してできないやつだと思われるのが嫌だから。

研究自体が楽しくなかったのは、私が何が楽しいのか自分でもよくわかっていなかったから。

物事が長く続かないのは、私がしたいと思っていることではなく、建前で物事をしているから。

同期よりも先輩とのコミュニケーションを意識するのは、自分をよりよく見せたいから。

同期といつの間にか疎遠になってしまうのは、同期は基本的に競い合う対象だと思ってるから。

親密な関係であっても一旦距離をあけると異常に距離を離そうとしてしまうのは、

その人が自分の知らないところで自分よりも経験を積んで更に実力差が開いているのが怖いから。

 

 

その実、私が本当は何をしたいか、何が本当は楽しいのか、まったくわからない。

普段することはゲームや動画をぼーっと見るだけ。

これまで異常にコンテストや勉強会などに固執してきたのは、

そこにいけば目的が持てて、他人よりも偉く見えるから。

 

コンテストも、一度賞をとってしまったことで、こんなもんかとある程度覚めてしまいました。

勉強会も、結局何も生かせないと思い行かないようになりました。

 

将来の選択

こんな滅茶苦茶な私でも、

退学して就職するか、留年して就職するか、という選択肢を選ぶ機会を頂きました。

たいへんありがたいことです。

 

残念ながら、今の私は何をしたいか、何が楽しいか、自分でもよくわかりません。

研究もしたくない。仕事もつらそうでしたくない。

何が楽しんだっけか。楽しいことわかってたら既に毎日やってるわ。

でもってそれが仕事になったらいいね。

 

カウンセラーの先生がおっしゃられた自律性とは、

「自分が何をしたいか知っていて、そのプロセスを楽しむことができること」

でした。

私は何をしたいかもわからないし、楽しめてもいないため、

他人に生きていたのだと思います。

 

ただ、カウンセリングの方と相談したり心理学や自己啓発の本を読んで今の時点で分かっていることは、

  • 人と一緒に何かを達成すること
  • 人の役にたつこと

からは例外なく素直に喜びを感じているということです。

 

(本当は他人から認めてもらうことが一番にあるのですが、

私の読んだ本の心理学や自己啓発曰く、

承認欲求を否定しなくてはいけません。。。っらぃょ。。。)

 

サークル活動やコンテストに参加したことで得られた、確信のある喜びです。

これを満たすためには、仕事の方がよいと判断し、このたび退学して就職することに決めました。

大変うすっぺらいきれいごとに思える理由ですが、

正直判断材料はこんなもんしか思いつきません。

だって、普段からプログラムしてるわけでもないし、

IT関連の情報を集めてる訳でもないんだもん。

興味ないっ言ってていいレベルだよ。ぶっちゃけ。

 

人事から、

「目的なく大学院に行っても無駄。

その場限りで頑張って卒業したとしても、

目的が無い限り就職した後また問題として出てくるだけで、

問題の先送りにしかならない。」

と言われました。その通りだと思います。

そして考えたところ、

正直今の大学院で何もやりたいことが見つからなかったのです。

今の時点では、もうこんな理由しか思いつかないのです。

許してください。

今の僕ではこれが限界です。

 

研究室は全然悪くなかった?

今にして思えば、私の環境は、自主性、主体性を育てるには素晴らしい環境だったのだと思います。

人事に言われて初めて気づかされました。

 

ガンガン物は買ってくれるので物はいっぱいある。

本当に興味があったら、それを触ればいいだけなのです。

そして楽しかったらそれを引き続き触ればいい。

そこから興味がでたものを研究の内容にすればいい。

質問したら答えてくれるし。(納得できる回答かどうかはおいといて

 

本当に悔しく思います。

この環境を生かせなかったこと。

そして、この環境でほとんどの物に興味を持てなかったこと。

 

これからの自分

もう自分が何が楽しいかわかりません。したいこともわかりません。

新しいことをする気力も湧きません。未だに自殺衝動があります。

就職した後も無事にやっていけるかどうか不安だらけです。

今年で26なので、今更自分の楽しいことを探してから就職、などというわけにもいきません。

(転職は選択肢に入るかもしれませんが・・・)

 

少なくとも、自分にできることとして、

自分が楽しいと思ったことには貪欲になりたいと思っています。

 

それと、本当に困ったら素直に相談する相手を作りたいです。

前向きな奴。そいつに素直に相談できたら。

 

最終的には、

承認を求めすぎず、

他人と比較しすぎることなく、

自分なりの目標を作っていきたいと思っています。