巡礼の年

 ニートって本当にネットとか2chって見れるもんなの?

俺とか少しでも現実を思い出すような記事があると怖くなってきて、

最近はあまりWEBの記事すら見ないようになってきた。

 

もうそうすると本当に何もすることがないので、

適当に本屋に行って、適当に売れ筋の辺りから、

最初の1ページ目をよんでティンと来たのを買ってきた。

小説で1ページ目でティンとくるとかあるもんだね。

友人とかよく読んでたラノベにはティンともすんともこなかったけど。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

 

臭いものにはフタをしろって言うけれども、

フタをして放置しといたら存在を忘れちゃってて。

漏れ出す臭いにも何となく慣れちゃってて。

で、10何年後かに女を部屋に連れ込んだら

「なんかこれ臭いよ!捨てて来いよ!じゃねーと付き合ってやらねーから!」

って言われてしまい、しぶしぶ捨てに行く中年男性の話。

 

とても面白かった。

大人になったからこそ本音で語らなくちゃいけないことってたくさんあるような気がするけど、

なかなかきっかけが無いよね。

でもいざ、語ってみると、ふっ、と打ち解けていく、みたいなね。

あるときもあるよね。

俺も喉につっかえてることばっかりだわ。

 

あとね。昔の友達って、大事だよね。

なんか、帰る場所ってありきたりだけど、

ようするに自分のポジションとか、やりたかったこととか、夢とかなんだとか、

いろいろなキッカケが昔の友達には詰まってるんだよね。

たとえ今やってることが、直接関係なくとも、

理由はそこにあるからね。

 俺はほとんど切り捨ててしまって、今大変なことになってます。

今からでも間に合うのかな?昔の友達と連絡とれる機会って、あるかな?

 

ところで灰田くんはどうなったんだろう。

彼のところには巡礼に行かないのかね。

アッーされそうだから行きたくなかったのかな。

トラウマには関係なくとも、お話聞きたかったよね。

 

とか思ってAmazonレビューを見てみたら大荒れ。

すごいよこれ。こんなに☆1が並ぶのって早々ないよね。

技術書籍はともかく、

小説は絶対に前評判を見ないようにしようにしよう。

 

とか考えてたらカウンセリングの人が突撃しにきました。

あー俺どうなるんだろうなぁー考えたくないなぁー^^